文句無しに笑えるサイコーのバカ映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』をNetflixで観た。
「笑いのセンス」がある人に映画を撮らせてみても全てが滑って見れた物じゃなくなってしまう事がよくある。
笑える映画を撮るためには「映画的笑いのセンス」が必要なのである。
今回紹介する映画は「映画的笑いのセンス」を持つイーライクレイグ監督作
『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』
文句無しに笑えるサイコーのバカ映画。
某掲示板で好評なレスがあったので観てみた。
勘違いと勘違いが織り成すドラマはさながらお笑い芸人、アンジャッシュのコントを思い出す。
あらすじをざっくり紹介すると、買ったばかりの別荘へ遊びに行くタッカーとデイル、同じ森に遊びに来ていた若者キャンパー達に殺人鬼と勘違いされ…
ツッコミ所も多いがそれすら面白くなるほど馬鹿馬鹿しい行動に終始ニヤニヤが止まらない。
スプラッターコメディであり、ゴア描写も結構しっかりしているのでそれ系が苦手なら観るのはやめておいた方がいいだろう。
個人的に大好きなシーンはチェーンソーを持ったまま蜂に襲われて逃げる大男から逃げる若者のシーン。サイコーです。他にも好きなシーンがてんこ盛りだがここで言ってしまうのもアレなので自重させていただく。
この映画を撮ったイーライクレイグという人はNetflixオリジナル作品『リトルデビル』を撮った監督という事で、なるほど面白いわけだ。
こちらはホラーコメディ、個人的に好きな作品でした。
ちなみにこの監督を少し調べてみると、2013年にドラマ版ゾンビランドの監督に抜擢されており、公開されていたのだがその出来に映画版ゾンビランドのファンが怒ってしまったらしく、シリーズ化が見送られたらしい。すごく気になるので観てみたい所である。