毎日Netflix

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主にNetflixで観た映画の紹介、劇場で観た映画も。

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

若年性アルツハイマーの女性を描いた映画『アリスのままで』をNetflixで観た。記憶が失われていく女性をジュリアンムーアが見事に演じ切った愛の物語。

アリスのままで 認知症、その原因となるアルツハイマー。それが40〜50代で発症するケースがあるらしい。今回紹介する作品はこの『若年性アルツハイマー』が発症した女性、アリスを描いた映画。 記憶が失われていくアリスとそれを見守る家族、認知症患者との…

※9月1日配信終了予定『デブで病気で死にそう』というドキュメンタリーをNetflixで観た。断食による解毒によって体質を改善させる「病気で死にそうなデブ」を追う。よくある「食を考える系ドキュメンタリー」かと思いきや最後に感動が待っていた。

デブで病気で死にそう 健康のために食の楽しみを棄てるなんて馬鹿馬鹿しい、90まで長生きしている爺さんは毎日チキンラーメン食ってるしジジババ連中集って頻繁に肉会開いて肉貪り食ってるとこもあんだぜ、なんつって贅沢三昧の食事を続ける人は少なくない。…

傑作『聲の形』をNetflixで観た。「人と人が互いに気持ちを伝えることの難しさ」を描いた作品。嫌悪感で見えにくくなる『赦し』を丁寧に描く賛否分かれるアニメ映画。(ネタバレ)

聲の形 地上波初放送と聞いて気になり、ちょっと見返すつもりで二度目の鑑賞を始めたら全部観てしまった。ネットフリックスに来た時に賛否分かれるこの作品を興味本位で観たのが最初。こんな傑作だとは思いもよらなかった。 観るのが辛くなるほどのいじめ描…

Netflixに来た『ドント・ブリーズ』を観た。ツッコミどころが満載だが盲目の退役軍人との密室隠れんぼによるスリルある展開は楽しい。アイデア一本系。

ドント・ブリーズ Netflixが値上げを発表しましたが、(650円→800円 950円→1200円 1450円→1800円)元からこの価格でも入っていただろうと考えると気持ちが楽になる気がしますヨ。 そんなNetflixにまた話題作、『ドント・ブリーズ』が入りました。 盲目の凄腕退…

Netflixオリジナル『最後の追跡』を観た。2人の銀行強盗を追う2人のテキサスレンジャー。4人のカウボーイによる馬を車に代えての現代西部劇が繰り広げられる傑作でした。脚本は『ボーダーライン』のテイラーシェリダン。

最後の追跡 存在は知っていたが詳しくは知らずにスルーしていた『最後の追跡』 脚本が『ボーダーライン』のテイラーシェリダンと最近知って早速観てみました。 しっかり『アメリカ』を描きつつ、現代を純粋な西部劇に落とし込んだ質の高い作品だった。家族の…

中国アニメの本気らしい『紅き大魚の伝説』をNetflixで観た。ポニョを観て感じたイケ好かない感情に襲われ不安になるが、ポニョ的サイコパス展開をさせない作りに安心した。(後半ネタバレ)

紅き大魚の伝説 勢いをつけてきている中国アニメが満を持して出してきた大作アニメ映画『紅き大魚の伝説』 自分的にイケ好かない部分のあったジブリ映画『崖の上のポニョ』を彷彿させる展開に不安になるが、ポニョが出来ていなかった部分をしっかり押さえて…

Netflixで観た『アナベル 死霊人形の誕生』は和製ホラーを彷彿させる怖さを備えた良作だった。丁寧に描かれる人物描写によりキャラも立ち、飽きることなく最後までずっとビクビクさせられた。

アナベル 死霊人形の誕生 洋物のホラーにありがちな物理的な霊の描写は和物を見慣れた日本人にとっては「ただ驚かせているだけ」というような印象を持ってしまう。「和物の方が怖い」という人がいるのも事実。しかし、コックリさんで現れるようなイタズラを…

日本劇場未公開『13 LOVE 30』をNetflixで観た。大人に憧れる13歳の女の子がある日突然時を飛ばして30歳に、理想と現実の違いに揺れながら13歳なりに現実を生き抜くラブコメ。彼女にとっての「大切なもの」を見つける物語。「これは単なるSFじゃない!」という私的考察も。

13 LOVE 30 「あの時こうしていれば…」系の作品にある切なさというのは誰もが経験している感情だからこそ心が打たれる。私のような後ろを振り返っては溜息を吐くタイプの人間には特に効く。 今回紹介する映画、『13 LOVE 30』の主人公「ジェナ」はそんな私と…

魅せる画の連続、最初で盛って最後も盛る。話題作『ラ・ラ・ランド』をNetflixで観た。心が打たれたよ。

ラ・ラ・ランド 映画『セッション』で有名になった若き映画監督『デミアン・チャゼル』の作ったミュージカル映画、『ラ・ラ・ランド』がNetflixに来ていたので観てみた。 画の作り方が映画好きが作る映画その物、構図から色使い、伏線や対比、盛りの置き場、…

下肢を持たず、上半身のみでレスリングに挑むザイオン・クラークを追ったNetflixオリジナル『ザイオン』を観た。12分弱の短編ドキュメンタリー。短所を長所に変える身体能力に興奮した。

ザイオン 私は格闘技が好きで、その中でも『バーリトゥード』、いわゆるなんでも有りのルールの物が特に好き。金的も目潰しも有りなバキ的な漫画の世界にまで目を通し、人体の利点を如何に活かし、相手をねじ伏せるかまでの行程に芸術を感じる。 特に異なる…

Netflixで観たR指定CGアニメ映画『ソーセージパーティ』はバカ映画風の深イイバカ映画と思わせておいてバカ映画で着地するアクロバティックなバカ映画だった。

ソーセージパーティ もうこのポスターが全てを表している気がする… 数あるバカ映画の定義のうち、『悪趣味的感性をもとに確信犯的に撮られた映画』という定義に位置付けられるであろう作品が今回紹介するCGアニメ映画、『ソーセージパーティ』。 キャストが…

『ラッセルクロウ×ライアンゴズリング』Netflixで観た『ナイスガイズ!』はライアンゴズリングのポンコツ具合がサイコーにハマって笑えるバディムービー。

ナイスガイズ! プライベートも荒くれ者なイメージのラッセルクロウが示談屋というハマり役、しかしそれ以上にハマっていたポンコツ私立探偵ライアンゴズリング。 コメディとして観ると最高に笑える。コメディが重要な部分にまでかかって来る為、クライムア…

『みうらじゅん×安斎肇』Netflixで観た映画『変態だ』は彼らが真面目に楽しんで作られている様子が眼に浮かぶ怪作。

変態だ 私が大好きな『アイデン&ティティ』の原作者みうらじゅんと、彼と仲の良いイラストレーター、アートディレクター、そしてソラミミストとして有名な安斎肇がタッグを組み製作された映画『変態だ』がネットフリックスに来ていたので、これは観ないとい…

Netflixに来た映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』は現代的なドローン兵器による安全地帯からの一方的破壊行為の残酷さを描いた作品。緊迫感のある傑作。(後半若干ネタバレ)

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 消える前にとブラックホークダウンを観返したばかりなんですが、続けて戦争映画を観て心が撃たれて萎びてます。 今回紹介する映画はイスラム過激派の凶悪テロ組織、『アル・シャバブ』の重要人物をドローン兵器を駆…

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