毎日Netflix

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主にNetflixで観た映画の紹介、劇場で観た映画も。

魅せる画の連続、最初で盛って最後も盛る。話題作『ラ・ラ・ランド』をNetflixで観た。心が打たれたよ。

ラ・ラ・ランド

 映画『セッション』で有名になった若き映画監督『デミアン・チャゼル』の作ったミュージカル映画、『ラ・ラ・ランド』がNetflixに来ていたので観てみた。
 画の作り方が映画好きが作る映画その物、構図から色使い、伏線や対比、盛りの置き場、オマージュ。
 堂々としたその作りに若さを感じる。
 なぜ劇場で観なかったのか若干後悔した。周りがアゲている物に対する自分のひねくれた物差しが反応してしまったのと、前作セッションがあまり自分には合わない部分があったこと、勢いはあって面白いのだが引っかかりがある映画だったのもあってスルーしてしまっていた。
 印象に残る画、演出、そしてラストへの流れに心が打たれた。


 「セッション」で一躍注目を集めたデイミアン・チャゼル監督が、ライアン・ゴズリングエマ・ストーン主演で描いたミュージカル映画。売れない女優とジャズピアニストの恋を、往年の名作ミュージカル映画を彷彿させるゴージャスでロマンチックな歌とダンスで描く。
 オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミアは、ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャンと最悪な出会いをする。
 そして後日、ミアは、あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会。初めての会話でぶつかりあう2人だったが、互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていく。
 「セッション」でアカデミー助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズも出演。第73回ベネチア国際映画祭エマ・ストーンが最優秀女優賞、第74回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)ほか同賞の映画部門で史上最多の7部門を制した。
 第89回アカデミー賞では史上最多タイとなる14ノミネートを受け、チャゼル監督が史上最年少で監督賞を受賞したほか、エマ・ストーンの主演女優賞など計6部門でオスカー像を獲得した。(以上、映画.comより)

予告編↓

見事な予告編…っ

88点

 監督、チャゼルはこのララランドの脚本を2010年に書いたとのこと、出資してくれるスタジオが現れなかった為に暖められることに。その後2014年に公開されたセッションが当たり、ララランドの製作が決定、2016年に公開された。
 2009年にも一本ミュージカル映画を撮っていて、本来ミュージカル畑の人なのかもしれないですね。

 LA LA LANDのLAはロサンゼルスを指しており、向こうでは夢見がちな人たちが集まる地としての共通認識があるらしく、そんな夢見がちな人が夢を叶えようと努力する姿を描く作品でもある。
 
 自分のやりたいことを出来ていないジャズピアニストのセブ。アルバイトをしながらオーディションを受け続ける売れない女優のミア。似た境遇の2人の人生を対比させつつ描いていく。
 まるで絵画のような構図の画が続く、遠景から撮る色鮮やかなドレスが映える画作り。行き過ぎて背景がCGぽく感じられるくらい。
 こちらがやりたくなるような長回しのミュージカルシーンなんかも魅力的だ。しかし、ミュージカルとして観ると個人的には物足りない部分もあった。心が震える程の歌が聴こえてこなかった。ミアのオーディション時の歌くらいだったなーといった印象。
 脇に歌の上手い人を配置すればその部分を魅せることが出来るのだが、この映画はずっと主役2人を追っていく。2人だけの世界で進んでいく。

 才能があり、柔軟なセブは上手く世を渡っていく。才能を見出されずも役者一筋なミア。この2人の対比も面白く、その後の人生の対比にも繋がる。
 ありきたりな予定忘れ演出が2回も出てきたときは「予定忘れ過ぎ!」と笑ってしまったがそれもまた対比演出に使われていたり、ここら辺にも強引さを感じるがそれもチャゼルの味なのです。美味しくいただきましょう。
 予定を忘れた後にどういった行動を起こすか、対比によって好感度がグッと上がる。
 そこからのラストへの流れ、ラストの表情、ラス前の演出。サイコーです。胸が打たれまくりました。

 いきなり観客の心を掴んでやる感満載のオープニング、心を打つオチ。ツカミとオトシを強引にハメてくる。そんなチャゼル作品の今んとこマイベストはコレですね。

 ミアの服も全部可愛いエマストーン可愛い可愛い可愛い可愛い。
 ライアンゴズリングも『ナイスガイズ!』でのサイコーなダメ私立探偵役を匂わすダメ感が所々に現れててすごく良かったです。





ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック

ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック

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