毎日Netflix

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主にNetflixで観た映画の紹介、劇場で観た映画も。

『ラッセルクロウ×ライアンゴズリング』Netflixで観た『ナイスガイズ!』はライアンゴズリングのポンコツ具合がサイコーにハマって笑えるバディムービー。

ナイスガイズ!

 プライベートも荒くれ者なイメージのラッセルクロウが示談屋というハマり役、しかしそれ以上にハマっていたポンコツ私立探偵ライアンゴズリング。
 コメディとして観ると最高に笑える。コメディが重要な部分にまでかかって来る為、クライムアクション、サスペンスとして観るとそこまでだがブラックユーモア溢れるバディムービーとしてサイコーに面白い作品に仕上がっていました。

 ライアン・ゴズリングラッセル・クロウが共演し、「アイアンマン3」のシェーン・ブラック監督がメガホンをとったバディムービー。
 シングルファーザーで酒浸りの私立探偵マーチは、腕っ節の強い示談屋ヒーリーとコンビを組み、失踪した少女の捜索をすることに。そこへマーチの13歳の娘ホリーも加わることになり、3人で捜索を続ける。しかし、簡単に終わるはずだったその仕事は、やがて1本の映画にまつわる連続不審死事件、さらには国家を揺るがす巨大な陰謀へとつながっていく。
 3人は襲い来る殺し屋に命を狙われながら、事件解決にひた走るが……。(以上、映画.comより)

予告編↓

87点

 ラッセルクロウ、ライアンゴズリング、ともに好きな役者であり、バディ物ということで、荒くれ者のラッセルクロウがどんな良い味を出してくれるんだと期待して観た結果、ラッセルクロウが霞むほどの旨味を出していたライアンゴズリング。美味しいところを全部持っていってしまうくらい面白すぎる『ボケの演出』。
 ドジっ子であり、金に弱く、金の扱いにも弱いポンコツ無能私立探偵を見事に演じていた。

 初っ端こんなん絶対笑うだろうというガラスを割るシーンの一度ペロンとなったタオルをぷるぷる直して…みたいな細かい仕草とか、面白すぎます。
 要所要所で出る情けない声もサイコー。
 娘のホリーがまたしっかりしていてこの2人もまた良い『バディ』であるところも良い。

 全体的にブラックユーモアに覆われたような、軽薄で不謹慎な笑いの演出がずっと続くので、ノレない人は最後までノレないまま終わってしまうでしょう。逆にハマる人にはハマる、そんな映画です。

 ただ、もったいないなと思う部分も、冒頭で述べたサスペンス部分にまでかかってくるコメディ。ピンチをズッコケで切り抜けてしまえている部分があり、もうなんだよそれっていう。その分そこで笑えるからいいっちゃいいんですけども。
 あとは凄腕の殺し屋との対決が割と少ない、もっと戦って欲しかったなーなんて思ったり。ラッセルクロウの存在感も期待が大きかっただけに若干物足りない印象が残った。

 ただ、この作品、元々ドラマを想定していた物らしく、ドラマならこれずっと観れるかもしれないなと思いました。
 笑える演出がずっと続き、1話ごとに凄腕の殺し屋が追いかけてくる展開。面白そう!ドラマはあまり観ないのですがこれなら観るかも。

 ちなみにドラマをあまり観ないとか言っておいて今どハマりしているドラマがあったりします。それが『オレンジイズニューブラック』ネットフリックスオリジナル作品。女子刑務所の話なんですけどとにかく面白い。濃い個々のキャラを更に濃くする生い立ちが途切れ途切れに映され、人種間の対立やそれぞれの立ち位置が揺れ動く様がコメディタッチで描かれる。大人気作品でシーズン6まで作られているそうな。
 私は気付くのが遅かったのでまだシーズン2の終盤あたりです。観たいものがマイリストに溜まる一方です。勘弁して!

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