毎日Netflix

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主にNetflixで観た映画の紹介、劇場で観た映画も。

Netflixで観た『シュガーマン 奇跡に愛された男』に魂が震えた。予備知識無しで観るべき珠玉のドキュメンタリー。

シュガーマン 奇跡に愛された男

 ドキュメンタリーをオススメするとなるとまずこれを勧めるくらい好きな作品です。私自身予備知識が全く無い状態でこれを観て、中盤から後半にかけて明かされていく事実に姿勢が前のめりになっていきました。
 ボブディランが好きでよく聴いていたので彼の曲も好きになりました。作中にも出てきたと思いますが、ボブディランの歌詞をより攻撃的にした感じで、曲としてもすごく良いのです。しかし売れなかった、アメリカではね…?といったお話。

 アメリカでデビューした後、南アフリカで局地的に支持された伝説のシンガーソングライター、ロドリゲスの数奇な運命をひも解くドキュメンタリー。
 1970年、著名な音楽プロデューサーに見出され、アメリカでメジャーデビューしたメキシコ系シンガーソングライターのロドリゲス。2枚のアルバムをリリースし、一部で高い評価を得るもののアルバムはまったく売れず、そのまま音楽シーンから姿を消す。しかし70年代後半、ロドリゲスのアルバムはアパルトヘイト時代の南アフリカへ渡り、「シュガーマン」をはじめとする楽曲が、抵抗運動を続けていたリベラル派の若者たちから熱狂的に支持されていた。12年度・第85回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞。(以上映画.comより)

94点

 予告編も見ない方が良いです。とにかく予備知識を入れずに、謎のシンガー、ロドリゲスの噂を作中のジャーナリストとともに追っていきましょう。

 全く売れなかったロドリゲスの曲がなぜか、どこからかアパルトヘイト真っ只中の南アフリカに渡った。反体制の強い曲、いわゆるレベルミュージックが南アフリカのリベラル派にウケ、そこで大きく広まり、大人気歌手になっていた。
 現地のバンドマン等もロドリゲスの曲を聴いて、音楽が武器になることを知り、反体制ソングを歌う。多大なる影響と力をロドリゲスの曲は与えていた。
 しかし、制裁を受け孤立している南アフリカには情報も入って来ず、誰もロドリゲスを知らないのである。そんな中、またどこからかロドリゲスはライブ後焼身自殺をした等の情報が出回り、彼らは悲しみに暮れる。
 アパルトヘイト廃止に多大なる影響を与えたロドリゲスという謎の男が焼身自殺に至るまでに何があったのか、どこからレコードは入ってきたのか、金はどこからどこへ流れていたのか、南アフリカのジャーナリストが今、ロドリゲスの足跡を追っていく。

 ロドリゲスの足跡を追っていくうちに、ロドリゲスという人の謎が解けていく。その人間性が見えてくる、真相に行き着いたその後、第二幕が開く。


 


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