『レッド・オクトーバーを追え!』をNetflixで観た。冷戦終結直後に公開されたアメリカ万歳映画。ソ連の原子力潜水艦を巡る心理戦も楽しい。アメリカ万歳映画はあえて頭を空っぽにして観ると楽しいヨ。
ソ連の物騒な兵器開発、原子力潜水艦なんて当時は相当恐ろしいイメージがあったであろう物を描き(個人的には今でも怖いが)、結局アメリカサイコーなオチに着地させる、いわゆるアメリカ万歳映画の一つといった印象。「こんなのありえない!」なんて細けえこたあ置いといて頭空っぽ状態で観るのがこういう映画のサイコーな楽しみ方だと思います。
米国への亡命を決意した艦長が率いるソ連の原子力潜水艦をめぐる人々の思惑を描くポリティカル・アクション。エグゼクテイヴ・プロデューサーはラリー・ド・ワーイとジェリー・シャーロック、製作はメイス・ニューフェルド、監督は「ダイ・ハード」のジョン・マクティアナン。トム・クランシーの原作を基に、脚色はラリー・ファーガソンとドナルド・スチュワートの共同、撮影はヤン・デ・ボン、音楽はバジル・ポールドゥリスが担当。出演はショーン・コネリー、アレック・ボールドウィンほか。(以上、映画.comより)
予告編↓
84点
ソ連の行き過ぎた兵器開発や、先制攻撃を仕掛けようとしている姿勢等に不満を感じていたソ連側にいる艦長の取った行動。原子力潜水艦に乗って亡命を企む。
何も知らない乗組員に対する行動、追ってくるソ連軍、米軍との心理戦、艦長vs艦長。最初から最後まで面白いサイコーの娯楽映画でした。
オープニングからワクワクさせる画が出てくる。原子力潜水艦レッドオクトーバー。自分を追い込むような手紙を送る艦長の覚悟。それを追うソ連軍の潜水艦、そして米軍の潜水艦。
終盤それぞれの艦内が次々と入れ替わるので集中して観ていないとどれがどこの艦内だかわからなくなりそうだった。
あと、内部でのちょっと派手な戦い部分が若干白けたかな、と。海戦だけで良かった気もしました。
「ロシア軍人の愛国心を考えると亡命なんて考えるわけが無い」なんて思ったりもするが、そこも一応「彼はリトアニア人である」と説明を入れていたり、丁寧な作りを感じる。
とにかくこの映画は冷戦終結直後に公開されたアメリカ万歳映画なわけで、もうそっち側に乗って一緒に楽しんでしまうのが最良の楽しみ方なわけです。だって娯楽映画ですもの、頭空っぽにして楽しみましょう。観て損は無い名作なのは間違いないです。
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