毎日Netflix

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主にNetflixで観た映画の紹介、劇場で観た映画も。

『みうらじゅん×安斎肇』Netflixで観た映画『変態だ』は彼らが真面目に楽しんで作られている様子が眼に浮かぶ怪作。

変態だ

 私が大好きな『アイデン&ティティ』の原作者みうらじゅんと、彼と仲の良いイラストレーター、アートディレクター、そしてソラミミストとして有名な安斎肇がタッグを組み製作された映画『変態だ』がネットフリックスに来ていたので、これは観ないといかんと思い、観てみました。
 みうらじゅんが企画、原作、脚本にも参加し、安斎肇が監督に。主人公『その男』に前野健太。その他、名作サイタマノラッパーでマイティ役を務めた奥野瑛太や、ウクレレえいじ役のウクレレえいじ宮藤官九郎真心ブラザーズ桜井秀俊もちょい役で出ている。

 企画&原作・みうらじゅん長編映画初監督となる安齋肇のコンビで製作されたロックとポルノをテーマにした青春映画。
 一浪の末、都内の大学に進学したごく普通の男。特別な才能があるわけでもない男は、たまたま参加したロック研究会でのバンド活動をきっかけに、ミュージシャンとしての道を歩みだす。やがて結婚し、妻と息子との普通な家族生活を送るが、その一方で男は学生時代から続く薫子との愛人関係を断てずにいた。
 ある日、地方でライブの仕事が入り、男は愛人を連れて旅行気分で出かけていった。ライブがスタートし、ステージに立った男の目に飛び込んだのは、そこにいるはずのない妻の姿だった。
 主人公の男を演じるのは、シンガーソングライターとして活躍し、本作では音楽も担当する前野健太。妻役を白石茉莉奈、愛人役を月船さららがそれぞれ演じる。みうらは作家の松久淳とともに脚本も担当。(以上映画.comより)

予告編↓

82点

 まず先に言っておきたいのは、これは人を選ぶ映画です。ですのでオススメはしません!評判も非常に悪いです!でもワイは好きやで、という作品。
 
 『家族に縛られるか縄に縛られるか。』
 馬鹿馬鹿しく思われがちな物を馬鹿にせず、真面目に作品に落とし込むことによって、アートになる。馬鹿馬鹿しかった物がたまらなく面白くなる。
 『真面目に不真面目』なんて言葉がありますが、今作はそんな物ではなく、もう、真面目に楽しんじゃってる。みうらじゅん安斎肇、そして前野健太
 必要以上に出してくるウクレレえいじなんてもう楽しんでいる典型。ういーてなんだよっていう。いちいちニヤけてしまう。
 前野健太が終盤縛られて出る「ワン」なんて楽しんでないと出てこないよあんな面白いワン。
 鑑賞中に心の中で叫んだ「変態だ」がタイトルだと思い出してそういうことかと。終盤の展開に完全にヤラレル。面白すぎる。
 
 『マイブームクッキング』という料理の出来ないみうらじゅんがマイブームな料理を自分で作ってゲストに食べさせるという番組が昔Netflixにありまして、今はもう消えてしまったのですが、それが面白くて、失礼ながら最初はなんだこいつと思っていたウクレレえいじという人も見ているうちに好きになっていったので、作中出てくる彼のシーンでの裏側が目に浮かび、またニヤケてしまうという。

 ということで、万人にはオススメはしませんけれどもみうらじゅんという人を知っている人にはオススメしておきます。「バカジャネーノ」と呟きながら観て笑えるマイブーム映画でした。では。